今年も主役不在状態の3歳戦線。昨年に近い感じがしますね。ただここは素質馬がずらっと揃いましたからね。サンライズジパングの回避は残念ですが。皐月賞だけではなく、今年の3歳世代を占う一戦。
弥生賞ディープインパクト記念(G2・皐月賞TR・3歳) 3月3日 中山 芝2000米
出走馬・仕分け
有力◎
なし |
安定◯
⑤ | 川田 | 57 | シンエンペラー |
新馬・京都2歳S連勝からのホープフルS連対。あまり日本のクラシックでは走らない血統でややジリっぽいですが、勝負根性と経験で上位。
勝ちまで▲
⑥ | ルメール | 57 | トロヴァトーレ |
⑨ | キング | 57 | ダノンエアズロック |
⑩ | 横山武 | 57 | ファビュラススター |
⑥トロヴァトーレは中山2000で連勝。この使い方となると皐月賞から全力投球という感じですね。4角で狭くなる不利があった前走も抜群の切れ味。いかにも小回り向きでここも注目。⑨ダノンエアズロックは逆に東京1800で連勝。前走のアイビーSは3着がホープフルSを勝ったレガレイラ。初めての中山で真価が問われますね。⑩ファビュラススターは東京→中山で2戦2勝。前走で直線抜け出してから豪快に内にささったようにまだ荒削りですが、その分上がり目もまだまだ大きそう。未知の魅力満載。
展開次第で複勝圏△
③ | 西村淳 | 57 | シュバルツクーゲル |
⑦ | Mデムーロ | 57 | コスモキュランダ |
⑧ | 三浦 | 57 | シリウスコルト |
③シュバルツクーゲルは東スポ杯でシュトラウスの2着。今振り返るとちょっと低調なメンバーで半信半疑ですが、まだキャリア2戦で未知の魅力があります。⑦コスモキュランダは毎回あまり人気になりませんが、終わってみると結構来てますからね。ここも悪くても掲示板の中には顔を出しそうな感じ。⑧シリウスコルトも中山2000中心に使われてますし、意外とまだ底を見せてないですからね。
危険な人気馬※
なし |
苦戦必至…
① | 戸崎 | 57 | アドミラルシップ |
② | 津村 | 57 | レッドテリオス |
④ | 横山和 | 57 | エコロレイズ |
⑪ | 内田博 | 57 | ニシノフィアンス |
ややどれもスピード不足な感じ。掲示板までな感じがします。
馬群・隊列予想
スロー・ひと固まり
逃げ馬不在。新馬を逃げ切っている⑪ニシノフィアンスが、権利取りも狙って積極的に出していきそう。③シュバルツクーゲル⑤シンエンペラー⑨ダノンエアズロックが2列目あたり。かなりのスローと考えるのが普通でしょうね。単純に先行馬は警戒しないといけないでしょう。
見解と馬券種類別買い目
個人的な印象として、ディープインパクト産駒がクラシックから消えた後、末脚がズブい馬が増えた感じがしてます。エピ・キズナ・ロードカナロアと、どれもディープほどの切れ味は感じないですからね。昨年・今年の牡馬クラシック戦線の混沌はそこから来ているのかなと想像。
そんな中で、このデビュー2戦の⑥トロヴァトーレの走りは圧巻。上がりがかかる中山で33秒台連発。新馬戦での直線の弾け方、葉牡丹賞での馬群を縫って伸びてきた時の切れと根性を見ると、他の馬にはないポテンシャルを感じます。すっきりとした馬体で完成度も高く、レースも上手。中山2000で2戦2勝も単純に有利。ここを勝って、ひとまず皐月賞の大本命にのし上がって欲しいです。
ここは思い切って頭固定で買ってみます。三連単フォーメーションで1着⑥トロヴァトーレ、2着に③シュバルツクーゲル⑤シンエンペラー⑨ダノンエアズロック⑩ファビュラススター、3着にその他⑦コスモキュランダ⑧シリウスコルトへ。馬のスケールで言えば4億5000万ホースの⑨ダノンエアズロックも注目ですが、やはりこちらは初の中山が課題。さらにノドの不安もありそうで、ここはいろいろと観察すべきレースなのかなというところ。穴は③シュバルツクーゲル。兄が弥生賞2着のシュヴァルツリーゼ。似た雰囲気は感じるので、再現があれば。
三連単フォーメーション ⑥→③⑤⑨⑩→③⑤⑨⑩⑦⑧
勝負度 ★★★★☆