毎日王冠
開幕週らしく、44秒台決着。最後はG1馬2頭が抜け出し、力の違いを見せつけた感じ。ダノンキングリーが途中で一気にまくっていきましたが、少し流れが落ちたところで行きたがったんで、川田が解放してあげた感じですかね。このあたりは前走マイルを使っていた馬らしいです。一方シュネルマイスターは思い切り脚をためる競馬。さすがに間に合うか心配しましたが、直線はちゃんとG1馬らしい脚を使ってくれました。最後は我慢したルメールの勝利。2頭とも立派な競馬でした。
予想はハナ差で馬単マルチの厚い方が来てくれました。願わくば3着にカイザーミノルが入ってほしかったです。
京都大賞典
マカヒキが勝ちました。「苦戦必至」と評価した私の仕分けが恥ずかしいです。この好走をいろいろ考えたんですが、レース中盤が速くなって消耗戦になったことが原因でしょうね。遅い→速い→遅いという流れは近代競馬ではかなり珍しいです。上がりもかなりかかりましたから、いつも一生懸命追い込んでくるマカヒキにやっと流れが向いた感じです。オペックホースもワンアンドオンリーも、長らく勝てずに引退しましたが、マカヒキはやってくれました。
地力のあるアリストテレス・キセキが上位。期待したヒュミドールは、結果的に中途半端な競馬になってしまいました。ヒートオンビートは大幅プラス体重で、狙いはアルゼンチン共和国杯なのかも。とにかくペースが特殊でしたから、この先のレースにはあまり参考にならない競馬だったかなと思います。
マイルチャンピオンシップ南部杯
まさかの不良馬場でしたが、勝ち時計を見ると昨年より3秒遅いので、やはり馬場はだいぶ変わっている模様。去年の馬場で不良なら31秒台に入っていたかも。展開としては一見縦長に見えますが、岩手勢との実力差があるだけでJRA勢は先団で固まるスロー。ワークアンドラブが意外にペースを落としてしまいましたからね。結果すいすい走っていた外枠の3頭がそのまま上位に食い込んだだけのレース。距離不安のあったヒロシゲゴールドも、最後までこらえて2着。本命ソリストサンダーは枠が良かったので3着。逆に勝ったアルクトスやソリストサンダーに閉じこめられていたサンライズノヴァ・ワイドファラオ・エアスピネルは最後まで身動きが取れないまま。その後ろにいたインティは早めに外に出せたんで4着。そんな感じのレースでした。
秋の鞍
本命イグナイターがトミケンシャイリに負けた理由はすべて1コーナーまでの攻防にありましたね。スタートで内からある程度脚を使って前に出そうとしたイグナイターと、何が何でもという気迫で外から逃げの手に出たトミケンシャイリの差が勝敗を分けました。
イグナイターはかなり強いですが、今日のレースを見ると最高速と最低速の差があまりないタイプと言えるかも。ワンペースタイプでためていい馬ではなさそうですから、最初にかぶされてポジションを下げるという展開は単純にロス。しかもある程度気合いをつけていましたから、体力も消耗しましたね。あれがもし最初から脚をためていって、途中から捲るような競馬をしていたら勝っていたかもしれませんが、人気も背負ってましたし結果論でしょう。トミケンシャイリと今井の気迫が上回りました。
馬券的にはイグナイターを信頼しすぎて、期待していた大山・ミラコロカナーレの3着追い込みも読めていたにもかかわらず取りこぼし。三連複でも十分美味しい馬券でしたからね。もったいなかったです。