【レース回顧】2020 ジャパンダートダービー カフェファラオに「魔界」の洗礼、惜しかったブラヴール。

【レース回顧】2020 ジャパンダートダービー カフェファラオに「魔界」の洗礼、惜しかったブラヴール。

大井 ジャパンダートダービー 2000米

1ダノンファラオ2.05.9
2ダイメイコリーダ1 3/4
3キタノオクトパス5
4ブラヴール1 3/4
5ミヤジコクオウ2

大本命・カフェファラオが1.1倍という人気を背負って迎えたジャパンダートダービー。結果はまさかの7着。勝ち馬から2秒5離される大敗でした。勝ったのは同じアメリカンファラオ産駒でも、ダノンファラオの方。2着ダイメイコリーダ、3着キタノオクトパスとJRA勢が上位独占となったものの、伏兵と目されていた馬たちが上位に入り、三連単は77万馬券と大波乱。競馬の怖さを思い知った魔界・大井の3歳G1でした。

カフェファラオ、「轍に驚いた」

勝ったダノンファラオよりも、負けたカフェファラオについてまずは考えなければなりませんね。レース後、鞍上のダミアン・レーンは、「1コーナーで轍に驚いた」と発言。そこでつまずくような態勢になって、そのまま左手前のまま1コーナーに入ったとのこと。道中も砂をかぶった影響からか、4コーナーまでになんとか3番手グループに食らいつくのが精一杯。見せ場すらありませんでした。

映像を見直しますと、確かに同じ場所でカフェファラオ以外の馬(ダイメイコリーダ・ミヤジコクオウ)も何かを飛び越えるようなアクションを見せていました。よく見ると地面にはコースを横切るように車輪の後のようなものがあり、それに各馬驚いたのは間違いなさそうです。さらに慣れないナイター競馬という条件も重なり、カフェファラオはそのあたりが特に悪い方に出てしまったようです。予想記事でもこのあたりの不安点は書かせていただきましたが、やはり競馬において馬のメンタルという部分は大きく影響するなと感じました。

キャリアの差がそのまま着順に

そう言った慣れないシチュエーションが揃った今回の舞台。結果的に重要になったのは「キャリア」だったのかもしれませんね。勝ったダノンファラオがキャリア8戦目、2着ダイメイコリーダが11戦目、3着キタノオクトパスが7戦目。対して奮わなかったカフェファラオは4戦目、バーナードループは5戦目、ミヤジコクオウは6戦目。レース経験の数がそのまま結果に現れた感じです。時計も重馬場のわりにだいぶ遅い印象ですし、それだけ今回の「魔界」大井の馬場はハードだったということでしょう。

軸・バーナードループも魔界の洗礼を浴び撃沈。ブラヴールあと一歩届かず。

私はそのあたりのメンタル的な不安点とオッズの安さからカフェファラオ本命ではなくバーナードループから行ったんですが、こちらも終わってみると「魔界」の洗礼を浴びてしまいました。内の後方で嫌気がさしたような負け方。キャリアもそうですが、上位の馬は砂をあまり被らずにレースができたのも良かったですね。カフェファラオ・バーナードループともに、外枠ならまだ結果は違っていたでしょう。

経験ならフルフラットも上位でしたが、こちらは距離と深いダートにやられた感じ。ビュンビュン時計の出るダートの方が良さそうです。そして惜しかったのは4着の船橋・ブラヴールですね。最後は一番の伸びでしたが、いかんせん前半離されすぎました。本橋という騎手の魅力ではあるんですが、結果的にはもう少し前で走ったら違っていたかもしれませんね。能力は高い馬だと思っているので。今回は挑戦者の立場で、サッカーで言うとカウンターサッカーのような守りの戦法でしたが、今度は積極的なレースもチャレンジしてほしいです。もしまたJRA勢と対決があるなら期待したいです。