いよいよ今週日曜は祭典、ジャパンカップ。ですが今年はだいぶ気の抜けた雰囲気。現在の実力馬は香港行きが多く、さらに海外からの招待馬もついにゼロとなってしまいました。G1馬たちの名前はありますが、最近勝ちきれない馬ばかりで混戦模様。そして週末の東京は雨。仕分けも困難ですが、まずはメンバーを整理してみます。
【勝ち負け】なし
王者不在。G1勝ち馬もジリっぽい馬ばかりで、馬場状態や展開次第、騎手の判断でいくらでも着順は変わりそうです。
【嵌まれば一発】①カレンブーケドール②ワグネリアン④ムイトオブリガード⑥ユーキャンスマイル⑧レイデオロ⑩ダンビュライト⑪シュヴァルグラン⑬エタリオウ
仕分け自体はあくまで予想ではなく、勢力分布図を整理するためのものなので絞ることはできません。ということで、単穴候補がこんな数になってしまいます。①カレンブーケドールは斤量が有利。あとは古馬相手にどうなのか。今年の3歳のレベルは牡馬牝馬ともに疑問ではあります。去年のダービー馬・②ワグネリアンは近走は善戦止まり。今回は目標のレースでしょうが、器用な馬ではないだけに、内枠・雨・乗り替わりと不安要素はいろいろあります。④ムイトオブリガードはAR共和国杯で念願の初重賞勝ち。ジャパンカップとも相性がいいレースですし、ルメール騎乗でG1獲りもありそう。ただこちらも馬場は課題。⑥ユーキャンスマイルは天皇賞でゴール前鋭い伸び。ただ勝ち味に遅いタイプではあるので、善戦タイプではあります。⑧レイデオロは本来ならここでは本命の馬。ビュイック起用で一発もありえますが、雨は良くないでしょう。⑩ダンビュライトは故障明けの前走で逃げ粘って2着。大逃げでも打った場合面白いです。⑪シュヴァルグランは一昨年の覇者ですが、あとは年齢と状態次第。⑬エタリオウは相変わらずのレースぶり。ただ府中の2400はベストだと思います。
【安定型】⑤スワーヴリチャード
ズブさに拍車はかかっていますが、府中の2400は合いそう。前走を叩いて時計のかかる馬場なら。強気なマーフィーですから、先行抜け出しもありそう。
【展開次第で複勝圏】⑨ルックトゥワイス⑫タイセイトレイル⑭マカヒキ⑮ジナンボー
デットーリ騎乗で注目の⑨ルックトゥワイスですが、ハイラップのレースが得意の馬。ここはそれほどペースが速くなりそうにないですし、決め手勝負で見劣りますが、あとはデットーリマジックがあるかどうか。⑫タイセイトレイル⑮ジナンボーは共に堅実ですが、ここでは3着までが一杯でしょうか。⑭マカヒキは一昨年の天皇賞をみる限り雨馬場もこなせそう。極端な道悪で直線勝負に賭けてどこまで迫れるか。
【危険な人気馬】なし
【苦戦必至】③ウインテンダネス⑦ダイワキャグニー
③ウインテンダネスは近走見どころがないですから厳しそうです。⑦ダイワキャグニーは道悪は苦手なはず。
まとめ
金曜が1日雨。この土日もかなりの雨が降りそう。一昨年の天皇賞・秋とまではいかないものの、それに近い馬場になる可能性はあります。重馬場~不良が有力でしょう。力の差もなさそうなメンバーだけに、馬場と展開がどれだけフィットするかが、勝ち馬の条件となりそうです。
私はかなり狙いすぎかと思いますが、思い切って⑩ダンビュライト本命にしたいと思います。勝ち味に遅いと言うか、まったく瞬発力のない馬ですが、他のメンバーを見渡してもあまり切れる印象のある馬は少ない印象。さらにこの週末の雨で馬場が渋れば、自身のウィークポイントをさらに補えるはず。道悪も菊花賞の立ち回り方や新馬勝ちなどを見るとなかなか上手そう。あとはどれだけ積極的に前に行けるか。経験の少ない松若がどれだけ玉砕覚悟で前に出してくれるかにかかっています。
まずシンプルに⑩ダンビュライトの単複。そして馬連・ワイドで⑩ダンビュライトから④ムイトオブリガード⑤スワーヴリチャード⑧レイデオロ⑪シュヴァルグラン⑬エタリオウ⑭マカヒキへ。そして三連複2頭軸流しで⑩ダンビュライト⑤スワーヴリチャードから、残りの馬5頭に軽く流したいです。
個人的にミッキースワローがこのレースに出ていたら迷わず本命を打っていたと思うんですがね。道悪も合いそうでしたし。混戦模様、あまり考えてもそう簡単に当たらないレースではありますね。松若にタップダンスシチーができるかどうか。
単勝・複勝 ⑩
馬連・ワイド流し ⑩-④⑤⑧⑪⑬⑭
三連複2頭軸流し ⑤⑩-④⑧⑪⑬⑭
勝負度 ★☆☆☆☆