月曜はマーキュリーカップの他に、名古屋で重賞・名港盃が行われます。毎年名古屋勢VS園田勢がガチンコになるこの一戦ですが、今年は例年にも増して凄いレースになりそうです。11戦11勝、もはや敵なしの3歳馬・エムエスクイーンの古馬初挑戦がまさかのここ。そこに園田勢は、なんと六甲盃1~3着のタガノゴールド・タガノヴェリテ・メイショウオオゼキの新子厩舎3頭を揃えてくるという衝撃。今から興奮が止まりませんが、ここはひとつ、仕分けをして心を落ち着けたいと思います。
【勝ち負け】⑫タガノゴールド
やはり実力ではこの馬が一番。中央オープン、地方移籍後もJBCクラシックでも食い下がりましたし、今年初めに負けた2戦も内で詰まった不利と大出遅れがあってのもの。順当ならまず勝ち負けです。
【安定型】⑨メイショウオオゼキ
成績的にはこの馬が一番安定しています。9歳馬ながら園田に移籍し連戦連勝。重賞に挑戦してからはあと一歩のレースが続いていますが崩れません。脚質的にも計算しやすいですし、買いやすい馬です。
【嵌まれば一発】⑦タガノヴェリテ
新子厩舎の中では、まさに一発狙いの馬。脚をためてから、上がりの切れ味勝負になった時に出番があります。田中学も待ちのレースがうまいジョッキーですし、前回初コンビで好走。相性はぴったりじゃないかと思います。
【展開次第で複勝圏】②ポルタディソーニ⑧ブランニュー⑪オールージュ
カツゲキキトキトを欠く名古屋古馬勢。脇役的な馬が多いですね。②ポルタディソーニは掴み所のない馬ですが、内でうまく折り合って進めば3着穴で面白い存在です。⑧ブランニュー⑪オールージュはおそらく後方で死んだふり作戦をしてくると思うので、前がバタバタの展開になれば。
【危険な人気馬】⑥エムエスクイーン
東海ダービーに比べて一挙に相手が強くなりました。人気の割にリスクが高いという意味での【危険な人気馬】という評価です。ただ53キロですし、あっさり逃げ切りもありえます。追いかける馬たちの動き次第で、結果は大きく変わってきそう。
【苦戦必至】①メイショウヨウコウ③スタンドアウト④エスタシオン⑤アセイラント⑩アスタークライ
どの馬も重賞では決め手不足ですね。
まとめ
⑥エムエスクイーンにとって初めての古馬戦。しかも相手にはレベルの高い園田のトップクラスの古馬3頭。その上、その3頭は同厩舎ですから、打倒エムエスクイーン包囲網が敷かれるはず。前回の東海ダービーは、ライバルと思われていたゴールドリングの調子もかなり悪かったようですし、楽なレースになりました。しかし今回はわけが違います。
新子厩舎の3頭の中で、最も先行力があるのが⑨メイショウオオゼキ。レース展開としてはこれがびっしりエムエスクイーンをマークする形が想像できます。スタミナも十分ある馬ですから、かなり後ろから積極的に突き上げるのではないですかね。その様子を後ろで見ている⑫タガノゴールド⑦タガノヴェリテ。それに加えて、もしかすると⑤アセイラントあたりも気合いをつけて前に出してくる可能性もあるので、⑥エムエスクイーンにとっては息が入る競馬になるかどうか疑問です。
本命は⑫タガノゴールドにしました。名古屋1900は春の梅見月杯で敗れていますが、あの時は致命的な出遅れから、2周目強引にまくっての敗戦なので度外視。まともであれば崩れないでしょう。新子厩舎のジェットストリームアタックが炸裂すると見ました。ガンダムよくわかりませんが、使ってみました。
三連単フォーメーションで、1着⑫タガノゴールドで固定、2着に⑦タガノヴェリテ⑨メイショウオオゼキと、一応⑥エムエスクイーン。3着はこの3頭に加えて、②ポルタディソーニ⑧ブランニュー⑪オールージュ。ヒモ荒れも期待したいですが、⑥エムエスクイーン1着の馬券が売れてくれると馬券的な妙味も出てきそうなので、まずオッズにも期待ですね。
三連単フォーメーション ⑫→⑦⑨⑥→⑦⑨⑥②⑧⑪
勝負度 ★★★☆☆