ブルーバードカップに続いて、3歳ダート競馬改革の一貫で今年からJRA交流に変更。JRA勢の出走枠は3つという狭き門ですが、その中の2頭はかなりの強豪。地方勢は大将格だったダテノショウグンが蹄の病気で回避したのが痛いところですね。ただ、その他にも実力上位の馬が揃いましたし、今年の羽田盃・東京ダービーに向けて注目の力試し。
雲鳥賞(G3・指定交流・1着賞金2000万円) 2月14日 大井 ダート1800米
出走馬・仕分け
有力◎
なし |
安定◯
なし |
勝ちまで▲
① | 森泰斗 | 57 | ギガース |
② | 野畑凌 | 55 | ローリエフレイバー |
⑧ | 石川倭 | 57 | ウルトラノホシ(佐賀) |
⑨ | ルメール | 57 | アマンテビアンコ(JRA) |
⑬ | 松山弘 | 57 | イーグルノワール(JRA) |
①ギガースは4戦3勝で前走重賞制覇。距離・初大井とハードルは多いですが、迫力のある馬体でどこまで戦えるか見もの。②ローリエフレイバーは4連勝で東京2歳優駿牝馬勝ち。迫力のある走り、若武者・野畑凌の騎乗にも注目ですが、さすがに牡馬・JRA相手では楽ではないでしょう。佐賀⑧ウルトラノホシはブルーバードカップで地方勢の中で孤軍奮闘。勝負どころで不利がありながら勝ち馬から0.2秒差。手応えをつかんだ感じでしょう。長くいい脚を使えて大井は向いてそうですし、楽しみなレース。白毛の⑨アマンテビアンコはシラユキヒメ一族・ユキチャンの息子。スピードよりもパワーで、大井の1800でさらにパフォーマンスを上げる可能性はあります。⑬イーグルノワールは兵庫JG勝ちの実績は一番。ただ、走りからするとマイラー寄りなのかなという感じ。距離延長がちょっと引っかかりますね。
展開次第で複勝圏△
⑤ | 和田竜 | 57 | ブルーサン(JRA) |
⑥ | 張田昴 | 57 | クルマトラサン |
⑩ | 矢野貴 | 57 | ライゾマティクス |
⑪ | 御神訓 | 56 | ピコニ |
⑯ | 服部茂 | 57 | サントノーレ |
⑤ブルーサンは、他のJRA勢に比べるとやや格落ちな感じ。全日本2歳優駿3着の⑯サントノーレですが、決め手がそうあるわけではないですし、勝ちまでは厳しいかも。複勝圏内なら十分あり得るはずですが、この大外枠はちょっと痛いかも。
危険な人気馬※
なし |
苦戦必至…
③ | 谷内貫 | 56 | ボクノオクリモノ |
④ | 本橋孝 | 56 | トーセンヴィオラ |
⑦ | 山本紀 | 56 | マオノアンコール |
⑫ | 町田直 | 56 | マイケルマキシマス |
⑭ | 本田重 | 56 | フロインフォッサル |
⑮ | 鷹見陸 | 56 | イモノソーダワリデ |
JRA3頭の前に入ることは難しいでしょう。
馬群・隊列予想
ハイ・縦長
内の5頭は全部先行タイプ。その他の有力馬も比較的ポジションは取っていきたいタイプ。ペースは遅くはならないでしょう。消耗戦が有力。
見解と馬券種類別買い目
実績No.1の⑬イーグルノワールは、体つきを見るとマイラーなイメージ。デビューも芝で下ろしてますし、スピードタイプのダート馬かなと思います。パワーが最重要の今の大井のダート、その上1800となると、直線ガス欠のパターンもちょっと考えたいです。
そうなれば、白毛の⑨アマンテビアンコは魅力。シラユキヒメ一族で、母のユキチャン同様、切れ味というよりパワーと持久力が武器の馬。エンジンのかかりもちょっと遅めで、そういう意味では地方・特に今の大井の深い砂は向いていそう。前走でチークピーシズの効果も出てましたし、プラタナス賞で負けたイーグルノワールを逆転することも可能と見ました。
相手探しですが、ここは佐賀の⑧ウルトラノホシに期待してみたくなりますね。馬体の良さから全日本2歳優駿・ブルーバードカップと注目はしていましたが、どちらも希望が持てる内容。特に前走は勝負どころでつまずく場面もありながら、立て直しての0.2秒差。今回は佐賀と同じ右回りになりますし、これも持久力タイプですからね。距離延長と大井の長い直線・深い砂はプラスに働きそう。
ここは馬場適性で決め打ち。⑨アマンテビアンコ⑧ウルトラノホシの馬連・ワイドで勝負。あとは三連複とワイドで、御神訓騎乗で前走楽勝が不気味な⑪ピコニと絡めて。相手がかなり軽かったので鵜呑みにはできませんが、シニスターミニスターで爆発力はありそうですからね。前が止まる流れでの一撃を期待してみます。
馬連・ワイド ⑧-⑨
ワイド流し・三連複 ⑪-⑧⑨
勝負度 ★★★☆☆