ジャパンカップ（G1） 11月26日 東京 芝2400米
秋天でモンスターレコードを叩き出したイクイノックスが、ジャパンカップでも圧倒的な走りを見せつけるかどうか。牝馬3冠馬・リバティアイランドとの注目の対決でもありますし、歴史的一戦の様相。ただ、冷静に考えると、イクイノックス以外はかなりの混戦と見るのが妥当なところ。馬券はなかなか難しいですね。
出走馬・仕分け
有力◎
| ② | ルメール | 58 | イクイノックス |
天皇賞・秋の世界レコード勝ちの反動がどれだけあるか。不安はそれだけでしょう。ベストは2000だとは思いますが、それでも単純に強いですからね。
安定◯
| ⑰ | ビュイック | 56 | スターズオンアース |
最近勝てていませんが、元々堅実で相手なりに走るタイプ。リバティアイランドに対して先輩2冠馬として強さを見せられるかどうか。
勝ちまで▲
| ① | 川田 | 54 | リバティアイランド |
| ⑤ | 戸崎 | 58 | ドウデュース |
今年の牝馬３冠馬・①リバティアイランドが、まさかのイクイノックスと同じ白帽。エリザベス女王杯で１着３着が３歳馬だったことを考えると、今年の世代レベルも決して低くないはず。あとは一線級相手の東京2400で立ち向かえるかですね。
⑤ドゥデュースは2戦続けて相棒・武豊を欠きますが、ここはダービーと同じ舞台。天皇賞惨敗を教訓に、開き直った直線一気策にでも出れば。
展開次第で複勝圏△
| ③ | 横山和 | 58 | タイトルホルダー |
| ⑦ | ヴェロン | 58 | イレジン（仏） |
| ⑧ | 吉田豊 | 58 | パンサラッサ |
| ⑨ | ドイル | 58 | ヴェラアズール |
| ⑩ | モレイラ | 58 | ダノンベルーガ |
| ⑭ | 和田竜 | 58 | ディープボンド |
③タイトルホルダーは東京が久しぶり。不得手なはずはないですが、他の馬の切れ味が増す分で難しいかも。オールカマーもかなり展開が向いていたにもかかわらず、ローシャムパークに完敗でしたしね。
⑦イレジンはフランスの追い込み馬。外国馬はなかなか最近厳しくなってますが、馬場適性があれば。
⑧パンサラッサは故障明けで2400だと厳しいはずですが、乱ペースに持ち込んでぐちゃぐちゃになった時に残り目は少しあるかも。
⑨ヴェラアズールはムーア負傷でドイルに乗り替わり。昨年の勝ち馬、ムーアから乗り替わった馬がなぜか最近勝ってますし、馬券内くらいならあるかも。
⑩ダノンベルーガは毎回悪くない競馬はしてますが、どうしても着順が「4」になってしまいますね。走法やら決め手やらで、どうしてもこうなってしまうのかなという感じ。うまく馬券内に潜り込みたいですがね。
⑭ディープボンドは相変わらずしぶとい競馬を続けてますね。他の馬がイクイノックスに完敗の展開になれば、繰り上がって連絡みのチャンスも出てきそう。大きな走りですし、東京が合わないこともないはず。
危険な人気馬※
| なし |
苦戦必至…
| ④ | マーカンド | 58 | スタッドリー |
| ⑪ | 荻野極 | 58 | トラストケンシン |
| ⑥ | 黛 | 58 | フォワードアゲン |
| ⑫ | 田中学 | 58 | チェスナットコート（兵庫） |
| ⑬ | 吉村 | 56 | クリノメガミエース（兵庫） |
| ⑯ | 三浦 | 58 | インプレス |
| ⑮ | Mデムーロ | 56 | ショウナンバシット |
| ⑱ | 藤田菜 | 58 | ウインエアフォルク |
JRA勢はオープンか、ハンデのG3でギリギリという感じの馬たち。園田2頭の参戦は賛否両論ありますが、個人的には健闘を祈りたいと思ってます。オウンオピニオン的な感じで。ジャパンカップらしいと言えばらしいかも。
馬群・隊列予想
ハイ・縦長
⑧パンサラッサは3年前のキセキのようの大逃げの展開に持ち込みそう。③タイトルホルダーは無理に競らず、自分のペースを守って２番手。とは言え流れは平均〜ハイ、隊列はパンサラッサの流れにみんな乗りたくないはずですから縦長の展開。②イクイノックスのルメールは、ここまでの名馬となると自分のリズムを守ることに集中して乗りそう。⑤ドウデュースは同じ2400のダービーの再現を狙って後方一気狙いなはず。
見解と馬券種類別買い目
②イクイノックスの成績を見て、これに逆らうということは、おそらく配当的な理由だけだと思います。前走は時計だけではなく、レース内容が群を抜いてますし、逃げ差し自在でもはや展開など関係ない走りをしてますからね。ここもラチ沿いを悠然と走って、直線抜け出してくれると思います。
他の馬の逆転を願うとしたら、未知の魅力がある牝馬３冠馬・①リバティアイランドと、ダービーでイクイノックスを差している⑤ドウデュースということになるでしょうが、どちらも私は2400がベストとは思えないです。それぞれこの舞台でG1は勝ってますが、本当は2000くらいの馬だと思ってます。パンサラッサの作る消耗戦では、末脚が鈍りかねないですし、だったら素直にイクイノックスでいいんじゃないかなという判断。評価は下げたいです。
逆に期待したいのは、おそらくノープレッシャーで戦える⑰スターズオンアース。外枠ですが、縦長の隊列になればロスは最小に抑えられそうですし、ストライドの大きいこの馬にとっては逆に自分のリズムで走れる分、追走が楽になりそう。デビュー以来馬券から外れていないですし、最近負けた３戦も骨折明け・不利・距離不足と見直せる内容。ビュイックも日本の経験は豊富ですし、リバティアイランドに対して先輩2冠牝馬の強さを見せて欲しいです。
馬連・ワイドで②イクイノックス⑰スターズオンアースが大本線。リバティアイランド・ドウデュース・タイトルホルダーが人気になりそうですし、馬連なら10倍前後つくはず。あとは三連複で穴っぽい馬を絡めて。2頭軸で⑦イレジン⑧パンサラッサ⑨ヴェラアズール⑭ディープボンドあたりへ。⑦イレジンは末脚は備わってますし、あとは日本の高速馬場に対応できれば。⑧パンサラッサはとにかく逃げてどこまで。⑨ヴェラアズールはなんと言っても昨年の勝ち馬。ムーアからの乗り替わりということで、マイルCS・浦和記念に続いて爆走があるかどうか。⑭ディープボンドはコントレイルのダービーで５着。当時はまだ力を持て余してる感じでの好走ですし、東京2400の適性がないわけではないです。うまく人気薄が絡みますように。
馬連・ワイド ②-⑰
三連複2頭軸流し ②⑰-⑦⑧⑨⑭
勝負度 ★★★☆☆
