皐月賞の枠順が確定しました。なんだか波乱の予感ぷんぷんですね。有力馬にはなかなかハードルが高い枠順となりました。
①タイムフライヤー内田 ②ワグネリアン福永 ③ジャンダルム武豊 ④スリーヘリオス柴田善
⑤キタノコマンドール デムーロ ⑥アイトーン国分恭 ⑦エポカドーロ戸崎
⑧ケイティクレバー浜中 ⑨オウケンムーン北村宏 ⑩ジェネラーレウーノ田辺
⑪マイネルファンロン柴田大 ⑫グレイル岩田 ⑬ダブルシャープ和田 ⑭サンリヴァル藤岡佑
⑮ステルヴィオ ルメール ⑯ジュンヴァルロ大野
しかも日曜は雨予報。これは考える要素が多くなってきましたね。
まず人気になりそうなワグネリアンですが、1枠2番となりました。基本的に瞬発力勝負の馬だけに雨はどうでしょう。3走前に阪神の重で勝ってますが、この時は上がり33秒0で上がってるくらいですから、かなり時計の速い馬場でした。今の内が荒れた中山の道悪だとどうなんでしょう。弥生賞もエンジンのかかりが遅かったですし、基本的に中山よりも東京タイプ。この内枠で福永がどう乗るかにかかっています。
一方スプリングSを勝ったステルヴィオは外枠の15番。差しタイプなので、当日の中山が外差し傾向になってきたりすると追い風になるかも。フルゲートじゃない点と先行馬が多い点もプラス。コースロスを埋められる展開になれば悪くない枠だと思います。
その他の人気どころだと、タイムフライヤーも1番枠で、こちらも立ち回りひとつ。下げてから外から追い上げの競馬だとさすがにチャンスは少ないでしょう。さばけるかさばけないか、イチかバチかの枠です。ジャンダルムは器用さがありますから、3番枠で先行馬たちを見る形でレースをするでしょうか。有力どころの目標にもなりそうで、これも難しいです。キタノコマンドールに関しては、枠順以前にいろいろと乗り越えないといけないハードルがあります。
悪くないのはエポカドーロやオウケンムーンでしょうか。2頭とも真ん中くらいがよかったでしょうから、ゲート後入れの奇数番ということ以外で不満はないでしょう。ただエポカドーロの場合、先行争いがどうなるかです。先行したいのは内からアイトーン、ケイティクレバー、ジェネラーレウーノ、サンリヴァル。この中でも、アイトーンかケイティクレバーはできればハナ希望でしょうね。この2頭が行って、他の先行馬がどう動くか。エポカドーロ自身は出脚のあるタイプですから、すんなりといい位置はつけられそうですが。オウケンムーンは休み明けをどうこなすか、そして今年の共同通信杯のレベルが少し謎なので、力関係の判断もなかなか難しいものがあります。
重馬場ということなら、あの菊花賞の日の新馬を勝っているグレイル。共同通信杯は不発でしたが、状態があがっていればわかりません。他にもタイムフライヤー、ケイティクレバー、エポカドーロ、ステルヴィオも、多少の道悪は大丈夫でしょう。
ということで・・・考えれば考えるほどわけがわからなくなる皐月賞。とりあえず私の暫定的な予想は、エポカドーロとステルヴィオのスプリングS組2頭を軸にして馬券を考えようかなと思っています。エポカドーロはスプリングSのレース回顧でも書きましたが、ステルヴィオに並ばれてからまた少し伸びました。あの勝負根性に賭けてみようかなって感じです。ステルヴィオはいい条件が揃っているし、先週のアーモンドアイからのロードカナロア&ルメールの波に乗ってみようかなと思っています。ただ、天気と馬場がはっきりしない限り、馬券には手を出さない方がいいですね。これは。