G2時代の大阪杯、2頭の名馬の復活劇。

G2時代の大阪杯、2頭の名馬の復活劇。

大阪杯は去年からG1ですが、それまではG2。天皇賞や宝塚記念に向かってのステップレースでした。G2時代に印象的だったレースは、みなさんも同じでしょうが、トウカイテイオーが勝った時、メジロマックイーンが勝った時ですね。ドキドキしました。この2つのレース、どちらも骨折からの復活による勝利でした。

 

トウカイテイオーの復活

トウカイテイオーは父シンボリルドルフ同様無敗でダービー制覇したあとに、骨折。翌年の大阪杯で復帰しますが、この勝ち方が今もなお語り継がれる「一度も追わず」の楽勝。鳥肌が立ちましたね。骨折明けで、誰もが心配しながら観ていたわけですが、直線先頭に立つと、そのあとは馬なりで坂をかけあがり後続を突き放します。このレースから鞍上はルドルフの主戦でもあった岡部幸雄でしたが、テイオーの乗り味を確かめるようでした。たてがみの揺れ、のびやかなフォーム、すべてが美しかったです。王子様でしたね。DVD買いました。

 

メジロマックイーンの復活

トウカイテイオーが勝った翌年、今度はメジロマックイーンが復活します。マックイーンは前年の天皇賞・春を勝ったあと調教中に骨折、レースは11か月ぶりでした。すでに年齢的にも旧7歳、しかもステイヤーのイメージのマックイーンにとって2000メートルはどうなんだろうというところで、こちらも期待と不安が入り交じっていたわけですが、レースは直線、白さを増した馬体が一気に抜け出して、2着ナイスネイチャ以下に5馬身つけてのレコード勝ち。勝つにしても、もっと渋い勝ち方になるかと思いきや、あれだけちぎるとは思いませんでしたね。「名優の復活」という実況でしたが、これはさらに強くなったんじゃないかと思わせるような圧勝劇でした。

 

もうひとつ共通点

最強馬の復活。しかも2頭とも本当に強い勝ち方で、「この次はもっと強くなるんじゃないか」と思わせてくれて、レースの後もドキドキしたもんです。骨折休養ではないですが、最近ではキズナがフランスからの帰国後初戦で大阪杯を圧勝した時も、かなり強くて印象的でしたね。あれもレース後ドキドキしました。

 

ちなみにキズナも含めて、この3つのケースにはもうひとつ共通点がありまして、それは「どれも次の天皇賞・春で負けちゃった」ということ。難しいもんです。G1になった今、もうあの頃の大阪杯のドキドキは帰ってこないんだなぁと思うと、ちょっとさみしいですね。