ぶっつけ本番の馬も多く、かなり難しいメンバー構成。群雄割拠なのか、どんぐりの背比べなのか。どこからでも買えそうな今年の桜です。
桜花賞（G1・3歳・牝馬） 4月7日 阪神 芝1600米
出走馬・仕分け
有力◎
| なし |
安定◯
| ⑦ | 武豊 | 55 | スウィープフィート |
武豊に乗り替わってチューリップ賞勝ち。祖母・スイープトウショウほどの決め手があるかは微妙ですが、しっかり脚をためれば崩れない印象。あとは展開がどれだけ向くかでしょう。
勝ちまで▲
| ② | 川田 | 55 | クイーンズウォーク |
| ⑧ | 横山武 | 55 | コラソンビート |
| ⑨ | 北村宏 | 55 | アスコリピチェーノ |
| ⑪ | 坂井瑠 | 55 | ライトバック |
| ⑫ | モレイラ | 55 | ステレンボッシュ |
| ⑱ | ムルザバエフ | 55 | チェルヴィニア |
②クイーンズウォークは出世レースのクイーンC勝ち。長くいい脚が使えますし、マイルも2戦目。あとはビュンとした脚はなさそうなので、この内枠で外に持って行けるかどうか。⑧コラソンビートは前走トライアルでエトヴプレを捕まえきれず。ただ相変わらず馬券外には飛ばないですし、完成度では一番。⑨アスコリピチェーノは3戦3勝で阪神JF勝ち。重賞2勝で実績ではリード。ただどちらも2着とはそれほど差はなかったですし、断然の存在ではないですね。⑪ライトバックは出世レースのエルフィンSでスウィープフィートに勝利。やや折り合いに難ありですが、一瞬の決め手は魅力。坂井瑠がどのタイミングでアクセルを踏むかですね。⑫ステレンボッシュは阪神JFでアスコリピチェーノに内から迫って2着。直線うまく前が開いた感じもしますが、連対率100%。あとはこの休養期間中にどれだけ成長しているか。⑱チェルヴィニアはアルテミスS圧勝で桜候補筆頭でしたが、その後順調さを欠いてぶっつけ。さらにルメールまで欠いて大外枠。どうなりますか。
展開次第で複勝圏△
| ③ | 西村淳 | 55 | イフェイオン |
| ④ | 松山 | 55 | キャットファイト |
| ⑤ | 浜中 | 55 | シカゴスティング |
| ⑥ | 池添 | 55 | ハワイアンティアレ |
| ⑩ | 藤岡佑 | 55 | セキトバイースト |
| ⑬ | 岩田望 | 55 | テウメッサ |
| ⑮ | 藤岡康 | 55 | エトヴプレ |
| ⑰ | 津村 | 55 | マスクオールウィン |
抜けた馬がいませんし、自分の形に持ち込めば上位進出も可能な馬たち。
危険な人気馬※
| なし |
苦戦必至…
| ① | 北村友 | 55 | ワイドラトゥール |
| ⑭ | 岩田康 | 55 | ショウナンマヌエラ |
| ⑯ | Mデムーロ | 55 | セシリエプラージュ |
決め手不足。①ワイドラトゥールは紅梅S勝ちがありますが、小柄ですし成長力で落ちる感じはちょっとします。
馬群・隊列予想
ハイ・等間隔
なささかかにチューリップ賞で粘った⑩セキトバイースト、前走は出遅れましたが本来逃げ競馬の⑭ショウナンマヌエラ、そしてフィリーズレビューを逃げ切った⑮エトヴプレと、外目の枠の3頭が先行候補。その他にも先行系は多く、一発狙いの馬も多いでしょうからペースは速くなりそう。直線でどれだけ余力が残っているかが重要。
見解と馬券種類別買い目
有力馬はチラホラいますが、どれも一長一短。⑱チェルヴィニアは本来なら一番人気になるべき馬ですが、休み明け・ルメール負傷・大外枠と三重苦。⑨アスコリピチェーノ⑫ステレンボッシュも休み明け、⑦スウィープフィートも勝ったり負けたりですからね。②クイーンズウォークは長く脚を使えますが、機敏さではもうひとつな気がしますし、この内枠は不安。なかなか自信を持って買えないですね。
そもそも去年の3歳あたりから、ディープ・キンカメ・ハーツなどの黄金時代の種牡馬たちの子がいなくなってクラシックのレベルが落ちている気がしますし、こうなると何が来てもおかしくないと思います。ここは思い切って穴馬を買い込んで楽しむしかないと心を決めました。期待は⑥ハワイアンティアレ。
軽視していたチューリップ賞でブービー人気で3着。上がり最速で馬群を縫って伸びてきた末脚はみどころ十分。追えば追うほど一生懸命伸びてきそうな走りですし、ガッツも十分。420キロ台の馬体で、ちょうど一昨年5着のピンハイに少し似たキャラクター。直線乱戦になって、最後するすると3着にでも上がってくれるといいですね。アローキャリー以来の池添サプライズを祈ります。
⑥ハワイアンティアレの単複。ただメインは複勝ですね。あとは馬連・ワイドでそこから、完成度で一番だと思われる⑧コラソンビートへ。ベストは1400かなとも思いますが、ナムラクレア3着のように、中距離タイプよりはスプリンターの方が適応できてしまうのが桜花賞。レースレベルが下がってくれば、仕上がっているこの馬の順位も勝手に上がってくるはず。とにかく乱戦になっての波乱を期待して見守ります。
単勝・複勝 ⑥
馬連・ワイド ⑥-⑧
勝負度 ★☆☆☆☆
