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地方競馬競馬ニュース

シンメデージー、東京ダービーで4着!今年の高知3歳は強い。

地方競馬

先日行われた東京ダービーはJRA有力3頭が上位を独占して順当な結末になりましたが、その後ろで地方馬最先着となったのが、南関東勢ではなく高知の無敗馬・シンメデージー。棚ぼたではなく、レース序盤からJRA勢と真っ向勝負を挑んでの4着で、レース後は賞賛の嵐でしたが、そもそも最近の高知競馬のレベルはかなりのもの。

2014年まで新馬戦すら開催できなかった高知が、1着賞金も上がって、ここまで馬のレベルも高くなってきたのはミラクルとしか思えないですね。夜さ恋ナイター、一発逆転ファイナルレースなど独自の発展を続けてきた高知、特に今年の3歳馬のレベルは地方競馬の中でも相当高そうです。今週は全国交流の高知優駿が行われますし、今回はさらっと今年の有力3歳について触れてみたいと思います。

シンメデージー

6戦6勝で臨んだ東京ダービーで4着。2着のサトノエピックとは0.9秒差でハビレは競り落としてますから、長距離輸送のハンデも考えると大健闘の結果。私もテレビの前で興奮しておりましたが、この馬が一番衝撃的だったのが2月のJRA交流・足摺盃。楽勝ムードだったクリノキングマン相手に、大外から豪快に差し切り。破った相手は現在JRAで1勝クラスですし、すごく弱い馬でもないですからね。古いですが、ヒシアマゾンとタイキウルフのクリスタルCを思い出す内容でしたね。6戦目の西日本クラシックでも他地区相手に完勝してますし、秋も楽しみ。

プリフロオールイン

シンメデージーと同じ打越勇厩舎。新馬で負けた後は7連勝中。シンメと使い分けている様子でまだ直接対決はないですが、それ以外の相手には敵なしの様相。逃げ先行タイプでマイルまでしか走ってないですが、馬体や血統的には距離ももう少し持ちそう。シンメとの対決をはやく見たいところ。

サノノスピード

JRAで3戦惨敗の後、高知に移籍して覚醒。初戦が2着に3.1秒差をつけての楽勝、その後の2戦はプリフロオールインに敗れたものの、後続に差をつける2着。気性が激しそうなので、高知の滞在競馬が合うのかもしれませんね。素質は高いだけに、今後心身ともに成長してくるとさらに面白いかもしれません。

リケアサブル

プリフロオールインに連敗などありましたが、今年姫路・園田と近畿の交流重賞で連勝。兵庫チャンピオンシップではさすがに厳しかったですが、JRA勢に果敢に挑んで、南関の強豪・ギガースと0.5秒差ならかなりのもの。小さな体で小気味のいい走りをする馬。4回コーナーの1400の適性が高そうですから、秋の園田・楠賞なんかに出てくれば有力でしょう。

ワンウォリアー

プリフロオールイン・リケアサブル・シンメデージーには負けてしまいますが、それでも毎回堅実に詰めてくる馬。他地区相手では相当強いはずですし、世代が悪かった感じですね。タイミングが合えば、交流重賞勝ちも十分可能な器。

バウンティキャット

高知の快速牝馬。重賞ではプリフロオールインやシンメデージーがいてなかなか厳しいですが、単騎で逃げた時にはかなり強い競馬をしますからね。1000以下のレースでちょっと見てみたいところ。

まとめ

昨年のユメノホノオも強かったですが、今年はずらっと強豪が揃った感じ。世代レベルとしては断然今年の方が上でしょう。そしてすごいのが、上記の馬たちで高知生え抜きでないのがサノノスピードのみというところ(指摘がありまして、リケアサブルも門別デビューでした。申し訳ありません。)。最近の地方競馬でこれは驚異的なこと。まだまだこれから3歳交流重賞はありますし、シンメデージーなんかは秋のジャパンダートクラシックも視野に入ってきているはず。楽しみは尽きないです。

まずは今週日曜、6月16日に行われる高知優駿にはプリフロオールイン・サノノスピード・ワンウォリアーが出てくる予定。3頭にとって、1900の距離は未知ですからね。南関勢も混じりますし、どんな走りをするか注目です。

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