中央競馬

【2025 天皇賞・秋(東京)】注目馬と予想 シランケドの決め手◎ 東京2000でブレイディヴェーグも☆

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天皇賞・秋(G1) 11月2日 東京 芝2000米

このメンバーを豪華と見るか小粒と見るか。私はやはり後者寄りな感じはしますが、ただ多彩ではあります。ダービー・海外G1馬、最強世代の生き残り、牝馬、そして3歳馬と、いろんな個性がぶつかり合って、文字通りどこからでも買えるレースに仕上がりました。

出走馬・仕分け

有力◎

なし

安定

なし

勝ちまで▲

レーン58タスティエーラ
ルメール56マスカレードボール
Cデムーロ56ミュージアムマイル
横山武56シランケド
武豊58メイショウタバル

タスティエーラ…一昨年のダービー馬で、昨年のこのレースで2着。その後香港で3着1着。最近は2000にこだわって使われていて、ここも狙ってきた感じ。ノドの疾患はあるだけに全幅の信頼はできませんが、条件はベスト。ただ決め手勝負となるとどうですかね。

マスカレードボール…ダービーでクロワデュノールに迫る2着。長くいい脚を使いますが、ちょっとだけエンジンのかかりが遅い印象。そのあたりがこの夏を超えてどれだけ改善されているかですね。もちろん3歳で斤量は有利。ルメールのハットトリックもあるでしょう。

ミュージアムマイル…今年の皐月賞馬。秋初戦のセントライト記念を勝っている分、マスカレードボールに対してローテーション的な強みがあります。ただ東京の長い直線だと脚の使い所がちょっと難しくなるかも。

シランケド…Vマイル3着から、強敵揃った新潟記念で先週菊花賞を勝ったエネルジコを抑えて重賞2勝目。東京2000は合ってそうですし、切れ味抜群。大仕事もありそう。

メイショウタバル…宝塚記念で逃げ切り。自分の形に持ち込んだ時、そして馬場がハマると強いですが、逃げ馬だけにハズれた時のマイナスも大きいですね。伸るか反るか。ゴールドシップ産駒ですし、東京2000で時計勝負だとやや不安。外枠はかえって目標にされにくい分、良いかもしれません。




展開次第で複勝圏△

プーシャン58アーバンシック
団野58ジャスティンパレス
戸崎56ブレイディヴェーグ
岩田康58ホウオウビスケッツ
三浦58エコロヴァルツ
菅原明58セイウンハーデス
川田56クイーンズウォーク

②アーバンシックは悩める菊花賞馬という感じ。それぞれ敗因はありますが、他にも末脚が切れる馬はいますからね。スタートを決めたいところ。③ジャスティンパレスは前走ブリンカー効果とディーの好騎乗があった感じ。ただもう6歳の秋。これ以上の上積みは求めづらいところ。⑥ブレイディヴェーグはローテーション的な迷走を感じますが、ひとまず今回の東京2000は悪くない舞台。ただ突き抜けるまでの切れ味があるかどうか。⑧ホウオウビスケッツは昨年同様毎日王冠2着。天皇賞は昨年3着。すんなり2番手追走で粘り込みを図りたいところ。⑩エコロヴァルツはなかなか軌道に乗れませんが、いいものは持っていますからね。そこまでの差はないはず。⑫セイウンハーデスは屈腱炎から復活して3戦目のエプソムカップで1.43.9のレコード勝ち。稍重の馬場を考えると驚異的で内容も完勝。ただここは相手が違いますからね。これも東京2000の追い比べになると見劣るかもしれません。⑭クイーンズウォークは金鯱賞やローズSなど、左回り2000のG2で勝っている点は気になるところ。ただ枠は痛恨。内が良かったですね。

危険な人気馬※

なし

苦戦必至…

津村58コスモキュランダ
丹内58ソールオリエンス

どちらもクラシックを走っていた頃の強さを影を潜めている現状。田んぼのような馬場になれば④ソールオリエンスにも印はつくんですが、ちょっとそんな感じの馬場にはならなそう。

馬場予想・注目乗り替わり

金曜の午後から土曜の朝にかけて強い雨予報。ただ土曜の開催中に徐々に回復して、日曜には良馬場に回復してそう。今週から仮柵移動でBコース。先週は内を避ける馬が多かったですが、今週はそういうこともなさそう。ただ、その分馬群が固まって、外の方が走りやすい状況になる可能性はあります。

アーバンシックには今回初短期免許のプーシャン。謎でしかないですね。ジャスティンパレスは団野。前走はディーの騎乗が光りましたし、それにどこまで近づけるか。ブレイディヴェーグは戸崎が2回目の騎乗でプラスととらえていいでしょう。マスカレードボールは満を辞してルメール。脚をためて徐々に外からアクセルを踏んでいくイメージですね。ミュージアムマイルは1年ぶりにCデムーロとのコンビ。騎乗経験があるのは心強いです。シランケドは横山武。内にライバルが多く、レースはしやすいんじゃないでしょうか。




見解と買い目

武豊メイショウタバルは8枠13番。外からじわっと加速してハナを奪っていくはず。内の馬は手綱を引かざるを得ませんし、武豊の逃げならオーバーペースにはならないでしょう。ただゴールドシップ産駒ですし、スローのよーいドンもやりたくないはず。平均か、それよりちょっと速いようなラップを名手は狙ってくるはず。となればそこまで縦長にならず、ある程度固まった展開。先週までの競馬でだいぶ内も荒れてきましたし、狙いたいのは外から差して来れる馬。

候補としては⑦マスカレードボール⑨ミュージアムマイル⑪シランケド。この中で、一番外枠を引いた⑪シランケドの決め手に期待。前走の新潟記念は、今年から別定になってメンバーのレベルが一気に上がりましたが、先週菊花賞を勝ったエネルジコを押さえて大外から豪快に差し切り。脚がたまれば直線で全部交わせるという自信があってこその乗り方でした。その前のヴィクトリアマイルも4コーナーまで死んだふり。直線進路を探しながら、ゴール前で一頭レベルの違う末脚であわやの3着。もう少し早めに前が開けていれば勝っていたんじゃないですかね。

今回も前回と同じく左回りの2000で絶好の舞台。そして枠順も⑦マスカレードボール⑨ミュージアムマイルと行ったルメール・Cデムーロが乗る有力3歳馬を見ながらレースを進められる11番。馬場もきれいなところを走れますし、⑤タスティエーラをはじめ、その他の馬たちはややジリっぽい馬が多いですからね。横山武が脚をためるだけためてメリハリの効いた騎乗に徹してくれれば、結果はついてくるはず。

⑪シランケドから馬連・馬単1着固定流しで、②アーバンシック③ジャスティンパレス⑤タスティエーラ⑥ブレイディヴェーグ⑦マスカレードボール⑧ホウオウビスケッツ⑨ミュージアムマイル⑫セイウンハーデス⑬メイショウタバル⑭クイーンズウォークと流し。古馬初挑戦となる3歳2頭は強力ですが、世代レベルについてまだ走ってみないとわからないところもありますからね。穴馬の台頭はありそう。

人気の盲点として期待するなら⑥ブレイディヴェーグのG1馬2頭。これまでちょっと条件が合わなかった感じのレースが続いてましたからね。東京2000なら変わってきてもおかしくないです。シランケドとの馬連厚め・ワイドも押さえてみます。

馬連・馬単1着固定流し ⑪→②③⑤⑥⑦⑧⑨⑫⑬⑭

ワイド ⑥-⑪

勝負度 ★★☆☆☆

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