大昔はオーストラリアからジャパンカップに遠征してくる馬も多くて、だいたいそのあたりの馬たちはコックスプレートを2走前くらいに使ってJCというローテーションが多かったですからね。オールドファンにとっては馴染みのあるレース。ベタールースンアップとかナチュラリズムとか懐かしいですね。最近は来日がなくて、むしろこちらから遠征ということ。プログノーシスがリスグラシュー以来のコックスプレート勝利を狙います。
コックスプレート(G1) 10月26日 ムーニーバレー 芝2040米
出走馬・仕分け
有力◎
なし |
安定◯
② | レーン | 59 | プログノーシス(日) | 5ゲート |
香港でロマンチックウォリアーと3度接戦。昨年ロマンチックウォリアーが勝ったレースですし、当然勝負になる計算。
勝ちまで▲
① | Cウィリアムズ | 59 | ミスターブライトサイド | 2ゲート |
⑥ | ベイツ | 57 | プライドオブジェニ | 7ゲート |
⑦ | マクドナルド | 57 | ヴィアシスティーナ | 4ゲート |
⑧ | カー | 49.5 | ブロードサイディング | 8ゲート |
①ミスターブライトサイドはマイルでG1を7勝。コックスプレートは昨年うまく立ち回って2着。主戦場はマイルでしょうから、今年もロスなくいきたいところ。⑥プライドオブジェニは昨年の年度代表馬。海外馬には珍しく、豪快な大逃げが武器。7歳牝馬ですが、今シーズンも逃げは健在。前走から中6日ですが、オーストラリア競馬では驚くことではないですね。⑦ヴィアシスティーナはヨーロッパでプリティポリーSなどを勝っている名牝。オーストラリアに来てからも力を発揮してますし、勝負根性はメンバー1かもしれません。⑧ブロードサイディングは前走負けましたが、それまでは5連勝。49.5キロの斤量は裸同然ですが、南半球産で日本で言う3歳4月あたりの馬ですからね。地力ではまだまだ古馬に比べると落ちるはず。
展開次第で複勝圏△
⑤ | シン | 59 | ドックランズ(英) | 1ゲート |
⑨ | ティータン | 49.5 | エヴァポレイト | 6ゲート |
⑤ドックランズはイギリスからの遠征。ただマイルがベストな感じですし、簡単ではなさそう。⑨エヴァポレイトは前走ブロードサイディングに先着。やや格的には落ちますが、2040がいい方に向けば。
危険な人気馬※
なし |
苦戦必至…
③ | ザーラ | 59 | コヴァリカ | 9ゲート |
④ | ディー | 59 | ロイヤルパトロネージ | 3ゲート |
成績的に他の馬に対してやや落ちますね。
枠順有利不利
⑥プライドオブジェニは例によって後ろを引き離して逃げ。①ミスターブライトサイド④ロイヤルパトロネージが2列目あたり。縦長の展開ですが、マイラーが多いですからある程度みんな脚をためたいところ。短い直線ですし、4コーナー手前から激しい戦いになりそう。特殊なコースですが、意外と内外は関係なさそう。
見解と買い目
長方形型のコースで、最後の直線が170メートル。ただ4コーナーまでが長い直線で、勢いをつけたまま最後90度ターンをうまく回って来れるかがカギ。そしてここは海外競馬にしては珍しく、はっきりペースを作って逃げる馬もいますからね。これなら②プログノーシス悲願のG1制覇が達成されてもおかしくないんじゃないでしょうか。
追い込み馬ですが、昨年の札幌記念圧勝を見るとコーナーリングは上手。他の馬がややマイラー気味の馬が多いですし、ペースが流れれば前もある程度止まるはず。日本馬を素直に応援したいです。
三連単フォーメーションで1着②プログノーシス、2着①ミスターブライトサイド⑥プライドオブジェニ⑦ヴィアシスティーナ⑧ブロードサイディング、3着にそれに加えて⑨エヴァポレイトへ流し。地元勢は正直どれも勝ったら負けたり。流れやポジション次第で着順は入れ替わるでしょう。あとは高目待ちで。49.5キロの3歳馬2頭がどれだけ古馬と戦えますか。
三連単フォーメーション ②→①⑥⑦⑧→①⑥⑦⑧⑨
勝負度 ★★☆☆☆