中距離主流の今の競馬の中で、3000メートル超えの長距離レースはもはや特殊で、どの馬もこの条件は未知数と言えそう。昨年も上がり馬のドゥレッツァが勝ちましたし、クラシック組もダービー馬こそいるものの、断然の存在ではないですからね。波乱の要素は十分。
菊花賞(G1・3歳) 10月20日 京都 芝3000米
出走馬・仕分け
有力◎
なし |
安定◯
なし |
勝ちまで▲
④ | 横山典 | 57 | ダノンデサイル |
⑨ | Mデムーロ | 57 | コスモキュランダ |
⑩ | 浜中 | 57 | メイショウタバル |
⑬ | ルメール | 57 | アーバンシック |
⑯ | 戸崎 | 57 | ヘデントール |
④ダノンデサイルはダービーがインから抜け出して横山典会心の騎乗で勝利。今回もいい枠も引きましたが、ただちょっとワンアンドオンリー感があるのが気になるところ。タケホープ以来、ダービー・菊の2冠馬が出ていない点も相変わらず付きまといます。⑨コスモキュランダ⑬アーバンシックのセントライト組は、どちらも末脚は持ってますからね。折り合いをつけて脚をためられるかどうか。アーバンシックはちょっと枠が外ですが、昨年大外で勝ったルメールの再現があるかどうか。⑩メイショウタバルは毎日杯・神戸新聞杯と逃げ切り。3000で同じ芸当は簡単ではないですが、僅かですが可能性はあります。⑯ヘデントールは昨年ドゥレッツァが勝った日本海Sを勝ってのステップ。スタートが良くないですが、脚さえたまれば長く伸びてきますからね。真価が問われるレース。
展開次第で複勝圏△
① | 柴田善 | 57 | ピースワンデュック |
⑦ | シュタルケ | 57 | ビザンチンドリーム |
⑧ | 西村淳 | 57 | ウエストナウ |
⑪ | 鮫島駿 | 57 | ショウナンラプンタ |
⑫ | 松山 | 57 | シュバルツクーゲル |
⑭ | 藤岡佑 | 57 | メリオーレム |
⑮ | 岩田康 | 57 | エコロヴァルツ |
⑰ | 武豊 | 57 | アドマイヤテラ |
G1ではちょっと決め手不足な気もしますが、上位人気馬のポカがあればチャンスも出てきます。
危険な人気馬※
なし |
苦戦必至…
② | 池添 | 57 | ノーブルスカイ |
③ | 北村友 | 57 | アスクカムオンモア |
⑤ | 岩田望 | 57 | ハヤテノフクノスケ |
⑥ | 坂井瑠 | 57 | ミスタージーティー |
⑱ | 横山和 | 57 | アレグロブリランテ |
素質のある馬は揃いましたが、G1では掲示板までかなというイメージです。
枠順有利不利
最内の①ピースワンデュックは、スタート五分なら前々で運びたいところ。ただ外の⑩メイショウタバルが速いですからね。内を制してハナへ。この2頭がポツンポツンと先頭2番手で進む隊列になりそう。できれば内枠が良かった⑬アーバンシックのルメールがどう乗りますかね。⑯へデントールも折り合いが心配になる枠。④ダノンデサイルは4番であればダービーに近いイメージで進めそう。
見解と買い目
混戦の菊花賞、それならルメールを信じたいですね。セントライトに続いて⑬アーバンシック本命で行きたいと思います。確かに距離不安はありますが、前走の勝ち方に精神面での成長を感じますからね。決め手は抜群で、脚さえたまれば直線だけでも飛んで来るんじゃないかなと想像。ルメールは菊花賞3勝。その中でもフィエールマンは生粋のステイヤーではなく、折り合いと最後の瞬発力でスローの長距離戦で適性を見せていた感じでしたから、アーバンシックも同じイメージで乗れれば3000も克服可能と見ました。
⑬アーバンシックの単と馬連。①ピースワンデュック④ダノンデサイル⑧ウエストナウ⑨コスモキュランダ⑩メイショウタバル⑪ショウナンラプンタ⑭メリオーレム⑮エコロヴァルツ⑯へデントールへ流したいです。枠的には④ダノンデサイルですが、やはりダービー馬が不振というジンクスと、どうしても成績的にワンアンドオンリーが頭をよぎってしまいます。それなら⑨コスモキュランダで逆転もあるかも。⑯へデントールは枠順と乗り替わりが心配。押さえまでですかね。
穴なら①ピースワンデュック⑪ショウナンラプンタ。どちらも頭の低いフォーム、心肺機能さえついてくれば長距離適性は向きそう。馬連厚め・ワイド・三連複も軽く買ってみたいです。
単勝 ⑬
馬連流し ⑬-①④⑧⑨⑩⑪⑭⑮⑯
ワイド流し・三連複 ⑬-①⑪
勝負度 ★★☆☆☆