毎年大混戦のハンデ重賞。実績だけでなく、枠順・調子・展開・馬場、そして斤量と、あらゆる要素を考える必要があるレース。雨予報ですし、どこまで馬場がしぶりますかね。
京成杯AH(G3・ハンデ) 9月8日 中山 芝1600米
出走馬・仕分け
有力◎
なし |
安定◯
なし |
勝ちまで▲
⑧ | 横山典 | 56 | サンライズロナウド |
⑩ | ルメール | 55.5 | アスコリピチェーノ |
⑫ | 内田博 | 56 | オーキッドロマンス |
⑬ | 武豊 | 57 | セルバーグ |
⑧サンライズロナウドは関屋記念が直線最後方から、残り200メートルだけで追い込んで0.4秒差の6着。成績的には意外とまだ底を見せてないですから、一発気配はあります。昨年の阪神JF馬⑩アスコリピチェーノが初の古馬挑戦。おそらく1番人気でしょうが、55.5キロは微妙ですし、ここは世代レベルが問われそう。⑫オーキッドロマンスも3歳ですが前走でオープン勝ち。初マイルでどうなるかですが、すんなり行けるとしぶといですからね。ただ56キロはちょっと見込まれました。⑬セルバーグは暴走気味に飛ばして行った方が面白いタイプ。初の武豊騎乗でどんな戦法に出ますか。
展開次第で複勝圏△
③ | 大野 | 52 | キャットファイト |
⑥ | 田辺 | 57.5 | エエヤン |
⑪ | 富田 | 53 | ジューンオレンジ |
③キャットファイト⑥エエヤンはコース適性は間違いないですからね。立ち回り次第。⑪ジューンオレンジもひと脚は持っていて、ノーチャンスではなさそう。
危険な人気馬※
② | 石川裕 | 55 | ディスペランツァ |
④ | 岩田康 | 57.5 | ディオ |
⑯ | 丹内 | 54 | コラソンビート |
②ディスペランツァはまた内枠を引いてしまいました。器用に立ち回れるタイプではないと思いますし、エンジンのかかりの悪さを考えるとここも難しい戦いになりそう。④ディオはこの夏の好調で、米子S・関屋記念と2着2着。ここで勝つとサマーマイルシリーズの優勝が決まりますが、過去に2着が9回あるジリタイプ。内で包まれてポジションが悪くなったりすると大変。⑯コラソンビートは1400がベストな感じもしますし、中山マイルの大外枠はハンデでしかないです。
苦戦必至…
① | 荻野極 | 58 | カテドラル |
⑤ | 吉田豊 | 57 | ショウナンマグマ |
⑦ | 黛 | 52 | キタウイング |
⑨ | 三浦 | 58 | エアファンディタ |
⑭ | 北村友 | 55 | ドルチェモア |
⑮ | 柴田善 | 56 | タイムトゥヘヴン |
最近の成績ではなかなか推せないですね。⑨エアファンディタの決め手はちょっと気になりますが、休み明けですからね。
枠順有利不利
⑤ショウナンマグマはいい枠ですが、最近あまり先手を取れてませんからね。そうなると⑫オーキッドロマンス⑬セルバーグあたりの先行争い。特に⑬セルバーグは武豊ですから、もし行く気を見せれば他のジョッキーが引くお馴染みのパターンはあるかも。落ち着いた流れで4コーナーひと固まりからのよーいドンもありそう。
見解と買い目
アスコリピチェーノ・コラソンビート・オーキッドロマンスと3歳牝馬の有力どころが揃って出てきましたが、やっぱり私は今年の3歳牝馬の世代レベルに疑問を感じてしまいます。ディープが去った後の隙間世代のようなイメージもありますし、ここは近年では一番強いと思っている5歳世代から買ってみたいです。本命は⑧サンライズロナウド。
前走の関屋記念は直線残り200まで最後方で脚をためて追い出し。横山典らしい戦法で、勝ったトゥードジボンから0.4秒差の6着。上がり最速の32.5は脅威ですし、ほぼ同じ位置にいたディスペランツァを並ぶ間もなく交わした脚は驚異的。阪急杯3着、シルクロードS4着と、距離関係なく脚を使えてますし、前走の一瞬の切れ味を考えると、直線の短い中山の方が持ち味が生きるかもしれません。道悪になっても、重馬場の阪急杯3着を見れば不安なし。昨年の紫苑Sのモリアーナのように、横山典が中山の短い直線で末脚一閃の展開を期待。
⑧サンライズロナウドの単。あとは馬連で②ディスペランツァ③キャットファイト④ディオ⑥エエヤン⑩アスコリピチェーノ⑪ジューンオレンジ⑫オーキッドロマンス⑬セルバーグ⑯コラソンビートへ。雨が強くなって道悪にでもなれば波乱も十分。武豊がレジェンドっぷりを発揮して自分のペースに持ち込んでしまうと、⑬セルバーグの粘りもあるかなというところ。馬連厚め・ワイド、⑬セルバーグの複勝も買ってみます。ノリさんとユタカで秋競馬が開幕すれば最高です。
単勝 ⑧
馬連流し ⑧-②③④⑥⑩⑪⑫⑬⑯
複勝 ⑬
勝負度 ★★★★☆