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レース回顧

時々頑張るドイツ馬、トルカータータッソ差しきり! さらっと重賞回顧→2021 凱旋門賞 スプリンターズS ダービーグランプリ シリウスS 姫山菊花賞

レース回顧

凱旋門賞

日本の競馬ファンにとっては、「なぜクロノジェネシスはあんなところ走ってるの?」「なぜディープボンドは先行しないの?」という感じだったでしょうね。クロノに関しては、いくら道悪巧者とは言えロンシャンの道悪では厳しいと踏んだのかも。結局最後もスタミナ切れで苦しい競馬。自分のレースができませんでしたね。やはりぶっつけの凱旋門賞は今後もなかなか厳しそう。ディープボンドがなぜ出していかなかったのは正直よくわからないですね。ただヨーロッパの競馬ではあまり「逃げ」という概念がないように思うので、そのあたりなんですかね。ひとまず今年も、「オルフェーヴルってすごかったんだな」とレース後に思いました。

内で脚をためていた馬が直線弾けると踏んで、ハリケーンレーン・タルナワ軸でしたが、外から豪快にドイツのトルカータータッソがその2頭を差しきり。勝ちタイムを見ると想像以上に馬場は悪く、ドイツ馬のスタミナが生きた感じです。時々これがあるのが凱旋門。

2着タルナワと3着ハリケーンレーンは決め手の差ですかね。馬券はうまいこと三連複を当てられましたが、レース後に記事を見てタルナワのゼッケン番号④とゲート番(3)を間違えていて、買い目のところで③番とずっと表記していました。修正しましたが、申し訳ありませんでした。

スプリンターズS

この土日は完全に内有利の馬場。勝ったピクシーナイトは枠をフルに生かした勝ち方。福永も強気に乗りましたし、馬も器用。文句なしの勝利。レシステンシアは高松宮記念に続いて2着。どうしてもワンパンチ足りないですね。1400がいいと思うんですが、G1がないもんですからね。難しいところです。

3着のシヴァージは4コーナーを迎えた時点で勝ったかと思いました。あんなにいいポジションで走れるとは。本命だったファストフォースは、スタートしてすぐにピクシーナイトに先に行かれた時点で終了しました。ワンペースの馬ですから包まれたら白旗。また条件が整えば見直しが必要ですが、今回は枠順や馬場的にも大チャンスだったんですけどね。もったいなかったです。

ダービーグランプリ

キャッスルトップが逃げ。それをケラススヴィア・ギャルダル・マツリダスティールが追走。戸塚記念に続いてハイペースで、内で脚をためていた本命・セイカメテオポリスにとってはまた理想の展開になったかと思いましたが、最後は切れ負け。ただ3着には入ってくれたのでまずまずという感じでした。

穴候補として挙げていたギガキングが抜群の手応えでジョエルをねじ伏せ快勝。勝つまではどうかと思いましたが、もともとギャルダルに圧勝している馬。盛岡コースも合ったようですね。ジョエルはここでも堅実。そしてケラススヴィアの大差シンガリ負けはなかなかショッキングですね。今年の3歳牡馬は相当強く、逆に牝馬はちょっと落ちるのかも。この大敗の後遺症が今後残らないといいんですが。

シリウスS

なかなか淀みのない流れ。直線は消耗戦になって、体力で勝るサンライズホープがねじ伏せた感じ。ロングストライド走法でこういう展開は強そう。東京でやっていた頃のジャパンカップダートとかだと合いそうなんですけどね。来年、ダイオライト記念とかに出ていそうです。

内で脚をためていたウェスタールンドのイン差しが久々に炸裂して2着。本命ブルベアイリーデは不向きな展開で直線サンライズホープに競り負けましたが、インで比較的脚をためられたことでなんとか馬券内。ダノンスプレンダーは4着で、流れは合ってましたがどうしてもこうなっちゃいますね。人気のゴッドセレクションは懸念していたことが全て出てしまってシンガリ負け。ある程度想定はしていましたが、これからも重賞では難しいのかも。今年の3歳、どうなんでしょうね。

姫山菊花賞

スウィングビート・笹川の逃げは狙っていたのか、それとも自然にあの形になったのか。ただ結果としてはマイペースで運べたので良かったかも。ジンギは番手でマークする形でしたが、勝負どころで少しモタモタ。休み明けのせいななのか、前走2400を使ったせいなのか。一瞬内からエイシンニシパに掬われて危なかったですが、直線はしっかり抜け出し。

もっと高いレベルのレースをジンギには求めてしまうのでちょっと物足りない内容でしたが、それでも強い勝ち方。ニシパも本当に頑張る馬です。昨年とほぼ同じタイムで走ってますからね。レジェンドです。少し期待していたアワジノサクラが、最後追い込んであわやの4着。明らかに実績不足の馬でしたが、やはり人気薄の大柿は怖いです。

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