今日は私がよく買う、最近おすすめの地方競馬(特に南関東)のジョッキーをご紹介したいと思います。コンセプトとしては「買いやすさ」。単純にうまいジョッキーはたくさんいますが、そういうジョッキーは基本的にいい馬に乗っていることも多く、配当が安くなりがち。この「買いやすい」というのは、配当的においしい馬に乗ることが多くて、そしてキャラクターがしっかりしているジョッキー。「思ったように乗ってくれる」、「外れても悔いがない」騎手を紹介したいと思います。共感してくれたら嬉しいです。
藤田凌(大井)
若手の成長株。昨年はジェッシージェニーとのコンビで金沢・名古屋で重賞勝ち。その後、落馬があって昨年から今年にかけて休んでいましたが、フジノウェーブ記念をトロヴァオで制覇。積極策・イン突き・外まくりなどメリハリの利いた騎乗が魅力。中穴級での一発が期待できる騎手です。乗り替わりでの一変にも注意。
篠谷葵(船橋)
今年4月にデビューで、すでに12勝(2020年6月15日段階)。こちらも思い切った騎乗が目立ちますし、見習い騎手で減量もありますから、乗り替わると馬の行きっぷりが変わります。まだまだ荒削りで、これから壁にもブチ当たったりするかもしれませんが、穴っぽい馬にこの騎手が乗っていたらチェックしたいところ。
岡村裕基(川崎)
一時引退していましたが、厩務員などを経て、試験を受けなおして2019年に再デビュー。ほとんど川崎しか乗らないベテランジョッキーで、決して有力馬に乗る機会が多いわけではありませんが、かなりハングリーに乗ってくれる印象。特に内枠からインにすべりこんで、直線ひと脚使って複勝圏内に入ってくるパターンが多い印象。前走外枠でひと息だった馬が、岡村騎乗で内枠に入ったりしたならちょっと押さえたくなります。
北島希望(浦和)
こちらも今年デビューした女性ジョッキー。小久保厩舎でなかなかいい馬に乗ることも多いですが、騎乗スタイルはなかなかパワフル。競り合いにも強いですし、ずぶそうな逃げ・先行馬を粘らせたり、内からしぶとく伸びてきたりと、かなりキャラクターとしてははっきりしている騎手です。個人的にはミシェルと似たようなイメージを持っています。こちらも今年4月デビューで10勝(6月15日)。女性の見習い騎手でマイナス4キロも大きいですね。
水野翔(笠松)
現在船橋で短期騎乗。東京プリンセス賞でのリヴェールブリスの2着が印象的ですが、その他のレースでも好騎乗が目立ちます。かつて南関東に所属して、現在マカオで騎乗する中野省吾との交流が有名で、昨年は自らもマカオに短期遠征して見事重賞制覇。中野もそうでしたが、どちらかとというと先行馬よりも、一歩足りないような差し馬での好走が多いイメージ。人気薄で買いたいです。
兵庫・廣瀬航(兵庫県)
こちらは兵庫で気になるジョッキー。メリハリが効いた騎乗が目立ちますし、特に内枠に入った時にしっかりポジションを取りに行ってくれます。内有利の日の園田で、中穴級の馬で廣瀬に乗り替わっていたら、逃げ・差し関係なく買いですね。
まとめ
ということで、南関東4人、笠松・兵庫から1人ずつ、6人紹介しました。本当の本当は、これの逆バージョン・「買いにくい騎手」編も個人的にはあるんですが、それはなかなか書きづらいですね。地方競馬の場合、騎手の乗せ方を見極めると、陣営の勝負気配もわかりやすいです。このあたりの騎手を乗せてきた場合、ただ回ってくるのではなく、少し一発期待な感じで、色気を持って出走させてきている可能性が高いです。あとは配当次第で勝負してみたりしたいですね。