日曜は高知でダービーシリーズ・高知優駿が行われます。今回の注目は遠征馬3頭。どの馬もなかなか強力で、地元の重賞級がどう迎え撃つか。仕分けで簡単にメンバーをチェックしていきましょう。
6月14日 高知 高知優駿 1900米
【勝ち負け】
③アンダーザスター
南関東で2勝。ただ戦ってきた相手がブラヴール・ミリミリ・デスティネ・ブリッドオドーンなど強力。前走を叩いてさらに良化。初遠征ですが、能力で押し切れるか。
【嵌れば一発】
⑤マイネルヘルツァス⑧レインズパワー
⑤マイネルヘルツァスは高知移籍後6戦4勝。特に前哨戦である前走の山桃特別での圧勝が印象的。展開は向きましたが中距離適性を見せました。あとは相手関係。⑧レインズパワーは黒潮皐月賞でライバルたちを完封。ここまで距離が延びると疑問ですが、折り合いさえつけば切れ味で克服してしまうかも。
【安定型】
⑦エアーポケット
佐賀でコツコツ力をつけ、2月以降覚醒。佐賀皐月賞3着、九州ダービーで2着。若干ずぶい面は見せますが、前走でミスカゴシマに先着。佐賀で古馬B-1相手に楽勝していますし、ここでも間違いなく通用します。
【展開次第で複勝圏】
①スーパーセヴン②ゼットシェーン⑨フリタイム⑪ユニバーサルタイム⑫フルゴリラ
園田②ゼットシェーンはここに来て上昇気配。鞍上に園田のトップ・吉村を配してきました。相手は強いですがスムーズに運べれば。①スーパーセヴン⑨フリタイム⑪ユニバーサルタイム⑫フルゴリラは重賞になると複勝圏内までというところでしょうか。前が崩れるのを待ちたいところ。
【危険な人気馬】
⑩リワードアヴァロン
毎度なかなか買い辛い馬。少なくとも距離が延びることはプラスとは思えません。理想はハナですが、③アンダーザスターあたりにポンと行かれてしまうと辛そうですね。
【苦戦必至】
④ゴールドホマレ⑥エトゥープ
終い勝負に徹していって、ギリギリ掲示板に乗れるかどうかというところでしょうか。
見解
能力では大井③アンダーザスター。南関東ではデスティネと勝ったり負けたりの力関係。デスティネは準重賞のブルーバードカップ勝ち、東京湾カップ3着の後に東京ダービーでも7着に入った馬。ここでは大威張りできる実績です。前走は最後伸びを欠きましたが、休み明けの2000メートルでしたし仕方がない結果。2018年に大井から遠征して2着に入ったコスモバレットよりはかなりクラスが上の馬。とにかく初の遠征を克服できるか、それだけですね。
もう一頭強力なのが⑦エアーポケット。勝負所でずぶいところがありますが、根っからの中距離馬。1400を中心に使われてきた高知勢より距離の不安が少ないです。リワードアヴァロンなどがペースを上げてくれればしぶとさも生きてくるはず。ミスカゴシマ・トップレベルが他地区交流重賞で強い競馬をしているなら、この馬も当然力上位。あとはこちらも輸送が課題ですね。
ここは両馬とも遠征が気になりますが、力を信頼して買ってみたいと思います。馬連で③アンダーザスター⑦エアーポケットの1点。三連複2頭軸流しで③アンダーザスター⑦エアーポケットから、①スーパーセヴン②ゼットシェーン⑤マイネルヘルツァス⑧レインズパワー⑨フリタイム⑩リワードアヴァロン⑪ユニバーサルタイム⑫フルゴリラへ。軸の2頭が強い競馬をしてくれて、高知の有力馬たちが苦しくなっての伏兵台頭に期待。園田の②ゼットシェーンあたりはここに来てかなり上昇ムードなので、人気がないようなら厚く買いたいですね。
馬連 ③-⑦
三連複フォーメーション ③⑦-①②⑤⑧⑨⑩⑪⑫
勝負度 ★★★☆☆