今年度から笠松競馬で新設レースが作られました。タイトルは『C級サバイバル』。だいぶ刺激的なネーミングですが、言うなれば『笠松競馬版・一発逆転ファイナルレース』。1開催に1回、なかなか成績の上がらないメンバーによって組まれる一戦で、ファイナル好きの私としては楽しそうなレース。今回はこのレースについて軽く触れてみたいと思います。
普段からこのブログでは『高知・一発逆転ファイナルレース』についてよく予想しているので、同じような性質のこのレースも注目していたんですが、これまで何度かレースを見まして、少しファイナルとは様子が違う感じがしましたね。やはり大きいのは、高知競馬場と笠松競馬場の性質の違いでしょうか。
笠松『サバイバル』と高知『ファイナル』の違い
高知競馬場は馬場のクセが強く、当日の馬場状態に大きく左右されます。道悪の割合も多くて、とにかく当日の馬場読みが最重要。極端な内有利の馬場になることもしばしばあります。しかし、笠松競馬場の場合は、高知ほどコンディションに差が出ないコースだと思います。道悪も高知ほどの頻度ではないですし、馬場読みはあまり気にしなくていいかも。
狙い目
となると何が勝敗を分けるかと言うと、ズバリ『馬の状態』。もちろん過去の実績を見るのも大事ですが、ほとんどの馬が成績不振ですから、それだけでは絞り辛そう。それよりパドックや馬体重を見て、何かいい傾向がある馬がいないかを探して買うのが一番かもしれません。そういう意味では今後、馬を見る目が問われるレースになっていきそうな気がします。
あとは普通なら展開ですが、できれば前に行ける馬の方がいいのかもしれませんが、まず何が逃げるかもはっきりしないレースですし、最後はどの馬も脚が上がっている感じ。ポジション関係なく、1400メートルの距離をいかにしっかりと、それなりのタイムで走りきるかの方が重要かもしれません。
やはり、まず重要なのは『状態』。成績をよく見て今回少しでも上がり目がありそうな馬を探すか、あとは馬体重とパドックですね。ちょうど先日、簡単なパドックの見方について書きましたが、パドック買いに自信のある人は、自分の眼力を信じて買うのもありかもしれません。成績については、できれば同じC級サバイバルを使っていた馬よりも、できるだけ強い馬と最近戦っている馬を優位にとって買うのが良さそう。これは高知の『ファイナルレース』でも言えることですが。
まとめ
ということで『C級サバイバル』、今後どれだけ定着するか楽しみですが、課題としては「メンバーのマンネリ化」が起きそうな点。高知の場合、いろいろな臨戦過程でファイナルレースに馬を集めていますが、笠松のこのレースの場合、編成上どうしても毎回同じレースで負けた馬ばかり集めざるを得ない部分があります。マンネリ化させないためにも、他のレースとの折り合いをどうつけていくかが、これからポイントになってきそうです。
馬券の買い方は、やはりパドック買いですね。このレースを通じて、パドック診断の練習をするのもいいかもしれません。あとは少しでも前走から変わっている点を探すこと。馬体重の他に、乗り替わりや斤量の増減にも注目ですね。