火曜、金沢では3歳重賞・MRO金賞が行われます。東海・近畿交流の一戦。過去のこのレースの結果を見ると、一昨年に金沢勢のワンツーがありましたが、それ以外は東海・近畿勢が勝利。特に過去5年では園田勢が3勝。今年も園田勢が4頭遠征、しかもかなりのハイレベルなメンバーがやってきました。笠松からもフォアフロントが出ますし、なかなか興味深い一戦。さっそく仕分けしてみたいと思います。
【勝ち負け】⑨バンローズキングス
前々走の兵庫CSで、あのクリソベリルの3着。そしてそのまま兵庫ダービーも快勝。ジンギを逆転して、現・園田3歳の王者と言えるでしょう。ここも中心は揺るぎません。
【安定型】なし
全国交流だけに、なかなか力関係が微妙。確実にこの馬は食い込んでくる、と言う馬はいないですね。
【嵌まれば一発】⑥テンマダイウェーブ⑧タンクティーエー
バンローズキングスにどの馬が勝てるか、と言うのが問題で、可能性があるのは展開的にこの2頭かと思います。⑥テンマダイウェーブは先行してここ2戦復活。バンローズキングスに勝つのはなかなか大変ですが、展開が落ち着いてすんなりと流れた場合、一発がないわけではないです。そしてもっと怖いのが⑧タンクティーエー。中央1勝から金沢で2連勝。500万では苦戦していましたが、かなりの強敵相手に逃げられる馬ですから、地方勢相手で主導権を取れれば面白いです。
【展開次第で複勝圏】①ベルリーフ②ニューホープ③ロンギングルック⑤フォアフロント⑩ミエルミエーレ⑪テツ
金沢の3歳中距離重賞は、基本的に前有利な場合が多いですが、時には強烈な縦長の競馬になって追い込み決着が決まる場合があります。本当にペース次第で何が起こるかわからないと思います。ただ言えることは、タンクティーエーとテンマダイがいて、そこに⑤フォアフロントあたりが絡めば、なかなかペースは流れそうだということ。⑤フォアフロントの出方が気になります。
【危険な人気馬】なし
【苦戦必至】④ナラ⑦スタークィーン⑫セイガイハ
笠松の④ナラはいい時の状態になさそうですから苦戦でしょう。他の馬はさすがにこのメンバーでは厳しいですね。
まとめ
前々走で覚醒したと思われる⑨バンローズキングス。前回の時計も優秀ですし、内容も圧倒していました。あとは輸送だけ。迷わず軸です。
負かすとしたら⑧タンクティーエー。前走の勝ち方も余裕があって、まだまだタイムは詰められそうですが、問題は相手強化・展開・距離延長。ベストはマイルくらいかなと思うので、1900メートルでごちゃごちゃした展開になると大敗もありそう。
ここはちょっと一波乱を期待して、三連複フォーメーションで買ってみます。1頭目に⑨バンローズキングス、2頭目に差し勢、①ベルリーフ③ロンギングルック⑪テツで。①ベルリーフは毎度出遅れて道中も器用さに欠きますが、嵌まるといい脚を使えます。③ロンギングルックは石川ダービーの内容から中距離適性が高そう。距離延長で。そしてもう1頭の⑪テツは完全に騎手買いです。先週の園田で田中学が神がかっていたので、単純にその勢いに乗っかってみます。
3頭目はその他、⑥テンマダイウェーブ⑧タンクティーエー②ニューホープ⑤フォアフロント。ひとまずハイペース期待ですね。そして、最後にもし配当的にうっかり7倍くらいつくようなら、⑥テンマダイウェーブ⑧タンクティーエー⑨バンローズキングスの三連複を1点押さえてみようかなと思ってます。
三連複フォーメーション ⑨-①③⑪-①③⑪⑥⑧②⑤
三連複 ⑥⑧⑨
勝負度 ★★★☆☆